市町村国民健康保険における特定保健指導未利用者のセルフケア能力と健診結果との関連

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  • シチョウソン コクミン ケンコウ ホケン ニ オケル トクテイ ホケン シドウ ミリヨウシャ ノ セルフケア ノウリョク ト ケンシン ケッカ ト ノ カンレン
  • Relationship between self-care agency and medical checkup results for non-users in specific health guidance by municipal national health insurance
  • Suzuki, Michie
  • Arakida, Mikako

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目的:特定保健指導未利用者の保健行動,保健行動優先性,自己管理スキルで構成されるメタボリックシンドローム改善のためのセルフケア能力と2 年間の体重変化との関連を明らかにし,自己管理による改善可能性を検討する.方法:S県2 市の平成22 年度特定保健指導対象者1,527 名全員にセルフケア能力に関する質問紙調査を行い,有効回答が得られた678 名(44.4%)のうち22 年度の指導を未利用であっても翌年継続受診した416 名の健診結果と照合し分析した.結果:体重減少率で3 群に区分した結果,減少群13.5%,維持群44.9%,増加群41.6%であった.減少群・維持群はBMI,腹囲,脂質検査値が有意に減少し,増加群は増加した.「食事ラベルで栄養成分確認」で3 群間で有意差が認められたが,他の項目は差がなかった.保健行動優先性得点,自己管理スキル得点も有意差はなかった.結論:未利用の6 割が体重を維持・減少させ,併せて健診データが改善された.一方,セルフケア能力と体重変化との関連は立証されず,体重が増加した群も維持・減少群とほぼ同等のセルフケア能力を有していた.

source:http://ci.nii.ac.jp/naid/110009544889

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