大分県東国東郡姫島村方言における56年間の言語変化 : 同一話者への追跡調査結果から

書誌事項

タイトル別名
  • オオイタケン ヒガシクニサキグン ヒメシマムラ ホウゲン ニ オケル 56ネンカン ノ ゲンゴ ヘンカ : ドウイツワシャ エ ノ ツイセキ チョウサ ケッカ カラ
  • Language change for 56 years in Himeshima dialect of Oita prefecture : The results of follow-up investigation to the same speaker

この論文をさがす

説明

type:text

大分県東国東郡姫島村で、同一人に3度(1961年・1981年・2017年)の方言調査を行った。その結果、1961年(少年層時)の回答と2017年の回答の一致率は約46%だった。また、1961年当時の老年層との回答の一致率は、1961年時の51.8%から2017年では35.6%に低下した。1961年から1981年までの変化は、それ以降の36年間よりも急激だった。変化の方向は共通語化だけでなく、1961年当時の老年層語彙への回帰も見られた。この話者が中学生から2017年までの56年間で、共通語化だけでなく、上の世代や村外の大分方言を習得したことが明らかになった。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ