[資料紹介] レギュラシオン理論の「5つの制度諸形態」の再検討(1)

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  • シリョウ ショウカイ レギュラシオン リロン ノ 5ツ ノ セイド ショ ケイタイ ノ サイケントウ 1
  • Review of 'five institutional formes' in French Regulation's Theory (1)

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以下に訳出する13の論文は、1976年に刊行されたM.アグリエッタの『資本主義の調整と危機』(若森・山田・大田・海老塚訳「資本主義のレギュラシオン理論」大村書底、1989年) に始まる、レギュラシオン理論の20年にわたる歩みを総括したポワイエ/サイヤール編『レギュラシオン理論:知の総覧』 (Boyer B. et Saillard Y. (éds), Théorie de la régulation.l'état des savoirs, Découverte, 1995. 藤原書店より近刊予定) の第2部「5つの制度諸形態の再検討」に収録されている。5つの制度諸形態論は、600ページ近い大著である本書の白眉であって、今日のレギュラシオン学派はこのような研究成果に立脚して、市場における個人の合理的選択を補完するような新制度主義経済学に批判的な、マルクスやケインズやポランニーの市場観を継承する独自の「制度の経済学」の構築を試みている。なお以下のように、第2部の他の論文も訳出して、順次、紹介する予定である。・R. グットマン「レジュラシオン理論における貨幣と信用」・M. アグリエッタ「国際通貨システム」・R.ポワイエ「賃労働関係についての20年間の研究の簡潔な総括」(以上本号)・c. ルロワ「長期的賃金の形成」(以下次号)・H. ベルトラン「賃労働関係と雇用システム」・B.レイノー「賃金決定ルールの多様性と可変性」・C. アンドレ「福祉国家と制度化された妥協一起源から今日の危機まで」・Y. サイヤール「間接賃金」・M.オラール「競争形態」・J–F. ヴィダル「国際レジーム」・R. ドロルム「複雑に統合された関係としての国家(ERIC)」・B. テレ「国家・財政・レギュラシオン」・F. ロルドン「レギュラシオン理論と経済政策」

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