学びに活用するルーブリックの評価に関する方法論の検討
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- マナビ ニ カツヨウ スル ルーブリック ノ ヒョウカ ニ カンスル ホウホウロン ノ ケントウ
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本稿では学びに活用するルーブリックの評価に関する方法論を検討する。ルーブリックを用いた評価が注目されるようになった背景を確認し、ルーブリックのタイプとその特徴を整理する。ルーブリックを用いた評価主体・方法に着目しながら、クラスルーブリック、コモンルーブリック、VALUE ルーブリックのそれぞれの活用実態を示す。また、先行研究の知見を踏まえ、ルーブリックによる評価にまつわる課題を指摘した上で、学びに活用するルーブリックの評価の質を保証するための方法論について検討する。特に、質的研究における妥当性に関する議論を手がかりに、ルーブリックを学びに活用するための知見を提示する。具体的には、ルーブリックの評価基準の妥当性の担保において、トライアンギュレーション概念が有効であるのに対し、ルーブリックの学びへの活用という点においては、妥当化、決定に至る足跡といった概念が有効であることを示す。最後に、評価活動への参加という観点から、学びとしての評価における学習メカニズムの仔細な検討が学びに活用するルーブリックの可能性を議論する上で重要な課題となることを指摘する。
Journal
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- 関西大学高等教育研究
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関西大学高等教育研究 6 21-30, 2015-03-31
関西大学教育開発支援センター
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677890761344
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- NII Article ID
- 120005727963
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- NII Book ID
- AA12626037
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- HANDLE
- 10112/9789
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- NDL BIB ID
- 026417091
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- ISSN
- 21856389
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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