Seue yere in swineis dritte : a penance in a Middle English satirical poem, The Land of Cokaygne, in London, British Library, MS Harley 913

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抄録

14世紀に英語で書かれた諷刺詩、The Land of Cokaygne には、修道士でありながら食欲と性欲を満たす放蕩三昧の生活を送り、本来の義務をまったく果たそうとしない聖職者たちが幸せに暮らす地上の楽園が描かれている。作者は、作品の最後で、男性の聴衆に、7年間、豚の糞に顎まで浸かって歩いてゆけば、必ず楽園にたどり着ける、だから、この楽園を見ないであの世に行く手はないと、この過酷な苦行をく勧める。本論文では、この苦行が何に由来し、作品においてどのような意味を持つのかを考察する。

This paper was financially supported by Grant-in-Ade for Scientific Research of MEXT/JSPS for 2017 (Grant Number: 15K02327).

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