HUNHM所蔵アイヌ民族資料収集情報の再検討を可能とする史料について
抄録
この資料はサイト「札幌博物場研究」http://www.fsc.hokudai.ac.jp/mk_hunhm/index.htmlからもダウンロード可能です。
HUNHM所蔵アイヌ民族資料は、1877(明治10)年の札幌仮博物場設立から収集されてきたものであることから、明治前期のアイヌ文化の様相を把握できること、また開設当時のお雇い外国人教師の指導及び大学の博物館であったという背景から、資料の収集情報が比較的豊富に付属しており、日本の博物館のアイヌ民族資料の中でも重要な研究資源として評価されている。しかし、資料管理の歴史において生じたいくつかの問題から、情報の欠落や付属する収集情報の信頼性に問題があると考えている。この問題に対し、筆者はHUNHMに保存されていた資料カードや資料に付属するラベルの調査を通じて資料情報の復元や質の向上を試みた(加藤 2004, 2008)。しかしながら、関連史料の不足から必ずしも資料群全体の問題を解決するには至らず、課題として残さざるを得なかった点がある。本稿は、それらの課題の一部を解決するために利用できる可能性がある史料が見出されたことから、その第一段階として当該史料を紹介するとともに、その史料を用いた課題解決の方向性を示すものである。
収録刊行物
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- 札幌博物場研究会誌
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札幌博物場研究会誌 2019 1-77, 2019-06-21
札幌博物場研究
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677904049152
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- NII論文ID
- 120006650538
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- HANDLE
- 2115/74927
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles