当科におけるバーキットリンパ腫/白血病治療成績の向上

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タイトル別名
  • Improved outcome of Burkitt lymphoma/ leukemia treated with a new strategy
  • 当科[自治医科大学附属病院血液科]におけるバーキットリンパ腫/白血病治療成績の向上
  • トウ カ ジチイカ ダイガク フゾク ビョウイン ケツエキカ ニ オケル バーキットリンパ シュ ハッケツビョウ チリョウ セイセキ ノ コウジョウ

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抄録

バーキットリンパ腫/白血病(Burkitt lymphoma/leukemia;BL)はc-myc遺伝子(8q24)と免疫グロブリン(Ig)遺伝子の相互転座に起因する高悪性度B細胞腫瘍であり,急速に進行する病態を特徴とする。以前は悪性リンパ腫中でも予後不良群に分類されていたが,化学療法への感受性が高くレジメンの工夫により治癒可能であると再評価され,疾患概念が変遷してきた。当科で最近12年間に診断し治療を行った10症例について,治療別の治療成績について比較検討したところ,Hyper-CVAD/HD-MTX/Ara-C+Rituximab併用療法導入後より高い奏功率が得られるようになり,短期間ではあるが生存率も向上し治癒する可能性があることが示唆された。以前は不良であった疾患の予後が化学療法の工夫により格段に改善したため,当科での経験を報告する。

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