「ってゆうか」は単なる意味のない前置き表現か : 意味の観点から
Search this article
Description
最近の会話でよく使用される「ってゆうか」は、「特に意味のなく表現を和らげる」表現、また「話を切り出す時の意味のない前置き」表現であると言われているが、このような用法には、本当に意味がないのだろうか。本稿では、「ってゆうか」の持つもともとの意味、つまり相手・自分の発話に対してそれを緩和しながらの形で否定する意味の「ってゆうか」そして、前件Xを後件Yで言い換えるときに使用する「ってゆうか」のような「ってゆうか」を「ってゆうか」の「意味核」と定義し、「それ自体に意味のない」とされてきたディスコース・マーカーとして使用される「ってゆうか」に意味核があることを実証することを本稿の目的とし、仮説をたてそれを実証することとする。
Journal
-
- 昭和女子大学大学院言語教育・コミュニケーション研究
-
昭和女子大学大学院言語教育・コミュニケーション研究 2 37-49, 2007-03-01
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050282677908787200
-
- NII Article ID
- 110006425533
-
- NII Book ID
- AA12128710
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- departmental bulletin paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- CiNii Articles