未就園児の「親子貼り絵遊び(コラージュ)」の試み : 製作過程と母親の関わり方の発達的特徴

書誌事項

タイトル別名
  • 未就園児の「親子貼り絵遊び(コラージュ)」の試み : 制作過程と母親の関わり方の発達的特徴
  • ミシュウエンジ ノ 「 オヤコ ハリ エ アソビ(コラージュ)」 ノ ココロミ : セイサク カテイ ト ハハオヤ ノ カカワリ カタ ノ ハッタツテキ トクチョウ

この論文をさがす

説明

本研究は、未就園児の親子を対象に育児サークルで「親子貼り絵遊び(コラージュ)」を試行し、作品と制作過程、母親の関わりについて発達的視点にから検討するとともに、未就園の親子に実施する意義について検討した。制作過程や作品には発達段階ごとの特徴がみられ、3歳代までは母親が補助をし、子どもに関心を向けていることが必要だが、4歳代では必ずしもそれらが必要でないことがわかった。また3歳代前半までは、「好きなものをたくさん貼る」ことを楽しむ子どもが多いが、子どもによっては2歳代後半より「見立て・つもり遊び」を表現し、3歳代後半以降は、イメージの世界を表現する子どもがあることがわかった。貼り絵遊びを未就園児の親子が実施することは、子どもが家庭ではあまり経験しない表現遊びを体験できるとともに、保護者も子どもとの関わり方を再発見する機会にもなりうることがわかった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ