肥満小児における肥満の程度と家庭環境・生活習慣との関連

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  • ヒマン ショウニ ニ オケル ヒマン ノ テイド ト カテイ カンキョウ セイカツ シュウカン ト ノ カンレン

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小児期の肥満の程度と家庭環境・生活習慣との関連を検討するため、肥満の程度が異なる小児(肥満度低値群:L群、肥満度高値群:H群)を対象とし、質問紙による実態調査を行った。その結果、L群に比べてH群は、出生時体重が高い(P=0.057)、摂取している主食(米飯)の量が多い(P<0.001)、保護者の栄養バランスに間する関心が低い(P<0.05)、主食と副食を均等に食べる(P<0.05)、間食を摂取しない(P<0.01)、間食の摂取時間が決まっていない(P<0.05)、家庭内での手伝いをしない(P<0.05)、規則正しい生活を送っていない(P=0.074)、母親のBMIが高い(P<0.01)という傾向がみられた。このことから、肥満小児と一言で言っても、肥満の程度が高い者と低い者とでは異なる家庭環境、生活習慣が存在することが示唆された。

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