セルフ経絡指圧が気分に及ぼす急性効果とそのユーザビリティーに関する研究

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  • セルフ ケイラク シアツ ガ キブン ニ オヨボス キュウセイ コウカ ト ソノ ユーザビリティー ニ カンスル ケンキュウ
  • A study on acute effects of the self-acupressure on mood and it's usability

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本研究ではセルフ経絡指圧がストレスに関連した気分に与える急性効果とそのユーザビリティー(主観的な使いやすさ)を検討した。セルフ経絡指圧は,経絡の異常を調整することを意図している。41名の大学生(平均年齢20.5歳)が本研究に参加し,セルフ経絡指圧群と統制群に割り当てられた。セルフ経絡指圧群の参加者は頚部にある6つの経穴を押すように教示された。統制群の参加者は何の介入も受けなかった。ストレスに関連した気分はProfile of MoodState(POMS)短縮版を用いて実験の前後に測定した。実験が終了した後,統制群の参加者もセルフ経絡指圧を体験した。すべての参加者がユーザビリティーに関する4項目の調査に回答した。POMS「緊張-不安」,「抑うつー落ち込み」,「怒り-敵意」,「疲労」,および「混乱」得点はセルフ経絡指圧群においてのみ有意に減少した。また,「活気」得点は有意に上昇した。およそ4人に3人の参加者がセルフ経絡指圧は長くなく,使いやすく,興味深く,そして将来行ってみたいものであると感じていた。これらの結果は,セルフ経絡指圧が効果的であり,使いやすいものであることを示している。

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