京都帝国大学の学校創造 : 初代総長木下広次の「運動会」

書誌事項

タイトル別名
  • キョウト テイコク ダイガク ノ ガッコウ ソウゾウ : ショダイ ソウチョウ キノシタコウジ ノ 「 ウンドウカイ 」
  • The Sports Festival of Kyoto University, the first President HIROJI KINOSHITA

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抄録

京都帝国大学初代総長の木下広次は,森有礼の部下であり,森有礼の体育思想の実現者であった.木下広次の課題は高等教育,とりわけ京都帝国大学の創設にあった.木下は運動競技を取り込むことで,スクール・アイデンティティの構築を図った.木下がモデルとしたのは,オックスフォード大学とケンブリッジ大学の対校戦であった.それは,森有礼の「体育」の実践でもあった.運動競技の学校への取り込みのもう一つの在り様であり,スポーツに教育的意義を与えた.

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