大学生の対人ストレスとストレス緩和要因との関連 ―ストレスマネジメント自己効力感に着目して―

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タイトル別名
  • ダイガクセイ ノ タイジン ストレス ト ストレス カンワ ヨウイン ト ノ カンレン ストレス マネジメント ジコ コウリョクカン ニ チャクモク シテ
  • Examination of Relation between University Students' Interpersonal Stress and Stress Buffering Factor ―Focusing on the Stress Management Self-Efficacy―

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抄録

本研究は,大学生の対人ストレスと精神的健康度およびストレス緩和要因としてのストレスマネジ メント自己効力感の関連を検討することを目的とした。本研究の分析対象者は,A大学生66名(女性 51名,男性15名,年齢平均21.6歳)であり,測定尺度は,対人ストレスイベント尺度およびストレスマネジメント自己効力感尺度,そして精神的健康度の指標であるGHQ28 と,気分や感情を測定するPOMSの4種を用いた。対人ストレスイベントおよびストレスマネジメント自己効力感を説明変数,精神的健康度を目的変数としたパス解析の結果,対人ストレスイベントを多く経験することで,精神的健康度が低下し,ネガティブな気分も亢進されることが示唆された。また,ストレスマネジメント自己効力感の高さが,精神的健康度の悪化を緩和する要因となり得ること,ネガティブな気分を低下させ,ポジティブな気分を高めることが示唆された。

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