擬情語の形態的分類の試み
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説明
感情表現のなかでも日常よく使われる擬情語は通常形式動詞「スル」をつけて使われる。擬情語と「スル」との間に「ト」を介在して使われるか否かという問題に関して、赤羽根(1993)では擬情語が表しているのが「話者の心理」か「観察対象者側の心理」かという点で考えられていたが、本稿では形態的に「スル」と結びつく際に(1)必ず「ト」を必要とする類、(2)「ト」を必要としない類、(3)「ト」がつくときとつかないときがある類、に分類し、さらに(2)については、(i)「スル」以外の動詞と結びつきにくい類、と(ii)「スル」以外の動詞と結びつくときには「ト」を必要とする類、に下位分類した。
収録刊行物
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- 言語文化と日本語教育
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言語文化と日本語教育 8 26-37, 1994-12-10
お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677928083456
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- NII論文ID
- 120002836029
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- NII書誌ID
- AN10426480
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- ISSN
- 09174206
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- HANDLE
- 10083/50141
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles