プロイセン初期工場法の成立とブルジョアジーの民衆教育観の変容

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  • プロイセン ショキ コウジョウホウ ノ セイリツ ト ブルジョアジー ノ ミン

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抄録

児童労働(営業的児童労働)とその保護をめぐる問題 は,周知のように大衆就学の基礎的条件を構成し,近代以後の公教育が現実の過程として実体化していく上での不可欠の側面である.従ってその歴史的研究は近代教育史の基礎研究として重要な意味をもつ.本稿はこの児童労働問題をプロイセン-ドイツについて捉え,特にブルジョアジー(産業的中産階級の上層を主体とするいわゆる「市民」として公生活の実質を握る社会層)との関連に照明を当てようとするものである。

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 45 (8), 175-185, 1978-09-01

    日本教育学会

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