中央アジア域の灌漑地拡大の影響を考慮した陸面解析によるアラル海縮小の再現

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タイトル別名
  • Reproducing Shrinking of the Aral Sea by Land Surface Analysis Considering the Impacts of Expanding Irrigated Area in Central Asia

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抄録

深刻な水資源問題が発生しているアラル海流域では,持続可能な開発の実現へ向けた科学的根拠として,流域の水資源・需要量を過去から将来に渡って把握する必要がある。本研究では,陸面過程モデルSiBUCを用いて水・熱収支解析を流域全体で行い,過去40年間に行われた灌漑開発の影響を再現した。その際には,アラル海消長モデルを統合させることで,灌漑面積の拡大に伴って経年的に変化する流域の水収支がアラル海面積・貯水量をいかに変化させたかを再現した。加えて,流域で実際に行われている点滴灌漑と畝間灌漑を陸面過程モデルの灌漑スキームに反映させることで,陸面過程モデルで様々な灌漑形態の特徴をどこまで反映できるのかについて考察を行い,灌漑地水操作に伴う水損失をモデル内で考慮した。その結果,蒸発散比や土壌水分量等で大きな違いが生まれ,両者の違いを反映させることができた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050282810719181440
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/161818
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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