莆仙傀儡北斗戯と民俗,宗教の研究

書誌事項

タイトル別名
  • フ センカイライ ホクトギ ト ミンゾク シュウキョウ ノ ケンキュウ
  • ホセン カイライ ホクトギ ト ミンゾク シュウキョウ ノ ケンキュウ
  • Hosen kairai hokutogi to minzoku shukyo no kenkyu
  • The folklore and the religion of the puppet play "Bei-dou Xi" in Pu-Xian
公開日
2003-03
資源種別
departmental bulletin paper
公開者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会

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説明

type:text

中国南方において,傀儡戯は戯劇芸術として人々に鑑賞されるだけでなく,民間の宗教や民俗と密接なつながりを持ち,さらにはそれ自身も宗教(道教)に属して,民衆の社会生活において宗教としての役割を果たしていた。福建省の民間においては,今もなおこのような宗教や民俗と密接なつながりを持った傀儡戯が保存されており,なおかつ,この種の傀儡戯の多くは福建道教の閭山派道壇,および福建道教の女神陳靖姑信仰の活動と不可分な関係にある。福建寿寧県の梨園教の傀儡戯,南平,永安の大腔傀儡戯,龍岩上杭などの高腔傀儡戯,菁田,仙游などの蕾仙傀儡戯などがそれであり,今にいたるまで鮮明な宗教的,民俗的色彩を備えている。本論文では甫田県の民間における傀儡戯である北斗戯の状況に重点をおいて紹介することにする。 北斗戯は甫仙傀儡戯の重要な宗教演劇の一つであり,さまざまな宗教的意義と儀式形式を持った演劇が演じられる中にあって,ただ北斗戯のみが道壇(仏筵)の「筵里」を設けずに演じられる。その演劇と儀式はすべて傀儡師によって完成され,儀式と演劇もまた舞台(傀儡棚)の中で完成されるため,北斗戯は宗教儀式の方面において,他の宗教演劇に比べて独自性を有しており,そのことは我々が菷仙傀儡戯の宗教性,および甫仙民間宗教(特に道教閭山派)と演劇の関係を考察する上で,極めて典型的な意義を持っている。その中でも強烈な民俗的意味合いを持っている「戯棚過関」は,はるか古代の甫仙傀儡戯の姿を思い起こさせてくれる。

identifier:703004

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