ベクトル場とスカラー場の重力への非最小結合について

書誌事項

タイトル別名
  • On a Nonminimal Coupling of Scalar and Vector Fields to Gravity
  • ベクトルバ ト スカラーバ ノ ジュウリョク エ ノ ヒサイショウ ケツゴウ ニ ツイテ

この論文をさがす

抄録

スカラー場の非最小結合はBrans-Dicke(B-D)理論[1]として知られており,アインシュタインの一般相対性理論の拡張の一つとして,その理論的意味が論じられている.ここでは,スカラー場に加えてベクトル場も非最小結合をしている場合,どのような効果が期待できるかを調べた.簡潔なモデルの下でのベクトル場を導入し,ラグランジアン密度から計量,ベクトル,スカラーを変分して0にして各々方程式を導いた.ベクトル場を導入しても,等価原理は成立しており,粒子の測地線の式は変更されない事が分かった.また弱い近似でベクトル場の効果を調べたが,スカラー場とほぼ同じ形で効果が期待される.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ