やってみなはれ : 佐治敬三、ビール事業挑戦への軌跡

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タイトル別名
  • Yatteminahare : The Trace of the Keizo Saji Challenge to Beer Business
  • ヤッテ ミ ナ ハレ : サチケイゾウ 、 ビール ジギョウ チョウセン エ ノ キセキ

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説明

商都大阪の代表的商人である佐治敬三は、日本初の本格ウイスキーを開発した鳥井信治郎の次男であったが、長兄の吉太郎の急死により、心ならずも寿屋の後継者となった。敬三は、社長に就任するや、社名をサントリーに変更するとともに、父親から受け継いだ「やってみなはれ」の経営理念のもと、信治郎の時代には断念せざるを得なかったビール事業を開始した。この事業は40年余り赤字事業であったのだが、「健全なる赤字部門」と位置づけ、洋酒で稼いだ資金を惜しみなくつぎ込んでいったのである。本稿は、佐治敬三のビール事業の挑戦の軌跡を検証することを通じて、サントリーのDNA といわれる「やってみなはれ」の本質を探究するものである。

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