比屋根均著『技術の営みの教養基礎 技術の知と倫理』を読み解く

書誌事項

タイトル別名
  • ヒ ヤネ ヒトシ チョ 『 ギジュツ ノ イトナミ ノ キョウヨウ キソ ギジュツ ノ チ ト リンリ 』 オ ヨミ トク
  • ヒヤゴン ヒトシ チョ ギジュツ ノ イトナミ ノ キョウヨウ キソ ギジュツ ノ チ ト リンリ オ ヨミトク
  • A Book Review of Gijyutsu-no-Itonami-no-Kyouyou-Kiso Gijyutsu-no-Ti-to-Rinri(Engineering Knowledge and Ethics: Literacy in the Practice of Technology)
  • A Book Review of Gijyutsu-no-Itonami-no-Kyouyou-Kiso Gijyutsu-no-Ti-to-Rinri(Engineering Knowledge and Ethics: Literacy in the Practice of Technology)

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抄録

本書の全体的な意義は,推せん文にある通り,「現場技術者が現場の仕事の中でつね日頃,大切に思い,あるいは疑問に思い,悩んでいることがらを明確に言語化し,体系的枠組みの中で整理し基礎づけた著作であるということができる」 2 .さらに,唯一の正解がない「現実の問題や学問上の問題に立ち向かうトレーニングをする」 3 ことを目標としており,各章に配置された問いを通して,「極力講義中にその場で考えて答えを出すように」 4 訓練することができる点も本書の意義といえる.加えて,掲載されている詳細な事例の豊富さも本書の意義を深めている.各章の展開が詳しい事例に基づいており,詳細な具体例を通して各箇所の議論を理解することができる.

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