リセスゲートを用いたサファイア基板上のAlGaN/GaN HEMTの諸特性

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  • <招待論文>リセスゲートを用いたサファイア基板上のAlGaN/GaN HEMTの諸特性
  • ショウタイ ロンブン リセスゲート オ モチイタ サファイア キバン ジョウ ノ AlGaN GaN HEMT ノ ショ トクセイ
  • リセスゲート オモチイタ サファイア キバンジョウ ノ AlGaN/GaN  HEMT ノ ショトクセイ
  • Characteristics of Recessed Gate AlGaN/GaN HEMTs on Sapphire Substrate

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抄録

サファイア基板上に有機金属気相成長(MOCVD)法を用いてAlGaN/GaNヘテロ構造を成長し,更にリセスゲートプロセスを用いてAlGaN/GaN高電子移動度トランジスタ(HEMT)を作製した.50K以下の低温にてシートキャリヤ密度が一定になる2次元電子ガス特有の特性が観察された.8.9Kにおいて移動度は12000cm2/Vs,シートキャリヤ密度は2.8×1012cm-2であった.このような高品質の薄膜に変調ドープを行い,リアクティブイオンエッチング(RIE)によるリセスゲートプロセスを用いて作製したゲート長 2.1μmのAlGaN/GaN HEMTは,25°Cにて相互コンダクタンス146mS/mm,ドレーン電流900mA/mmの良好な特性が得られた.350°Cでは,相互コンダクタンスが62mS/mmと低下したが,良好なピンチオフ特性及び飽和特性を示した.また,25°C及び350°Cでのしきい値電圧の変化は0.3Vと非常に小さく,AC動作時での顕著な電流コラプスは観測されなかった.

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