ケーススタディに基づく食卓コミュニケーション支援メディアの機能要件に関する検討

書誌事項

タイトル別名
  • ケーススタディ ニ モトズク ショクタク コミュニケーション シエン メディア ノ キノウ ヨウケン ニ カンスル ケントウ
  • Discussions on Functional Requisites of Support Media for Dining-Table Communications Based on Case Studies

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説明

食卓は,単なる食事ための場ではなく,コミュニケーションのための場としても非常に重要な役割を持つ.近年,情報メディアを食卓に持ち込む試みが多数なされつつあるが,それによって食卓における共食者コミュニケーションを促進することを主な目的とする試みは見あたらない.本論文では,著者らのこれまでのインフォーマルコミュニケーション支援メディアに関する研究から得られた知見に基づき,複数の人々が持ち寄った写真等の情報を話題の種とする食卓コミュニケーション支援メディアの機能要件について検討した.その結果,写真等の情報を閲覧するための情報メディアと会話の話題とするための情報メディアとは全く似て非なるものであり,両者に求められる機能要件は大きく異なることが明らかとなった.具体的には,情報を会話の話題とするための情報メディアには,低い操作性や低い一覧性など,一般的には好ましくないとされる機能特性が要件となることを示す.

identifier:https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/10626

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