生涯学習として高塚人志の実践を進めていくための一考察 : 青年期における「親になるための学び」の視点から

書誌事項

タイトル別名
  • One consideration on the practice of Hitoshi TAKATUKA as life-long learning : It is a viewpoint of "learning to become a parent" in youth
  • ショウガイ ガクシュウ ト シテ タカツカ ヒトシ ノ ジッセン オ ススメテ イク タメ ノ イチコウサツ セイネンキ ニ オケル オヤ ニ ナル タメ ノ マナビ ノ シテン カラ

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抄録

本研究の目的は、生涯学習として、「親になるための学び」を進めていくために、すでに10年以上にわたって効果的実践成果をあげている高塚人志の「ヒューマン・コミュニケーション授業(思いやりの気づき体験学習・ホスピタリティー)」をもとに考察するものである。まず、今日の家庭教育・家庭科教育・家庭支援の現状と問題点から考察し、親になるための視点を論ずる。「親になる」には、ただ子どもを生み育てるといったことだけでなく、一人の人間として自立し、自己肯定感・自己効用感を持ち、自分の発達を振り返ったり、家庭を持つことや、継続的子育ての予備知識体験、豊かな人間性と人間関係の体験が大切になってくる。この論文では、高塚の実践に学んだことをもとに、筆者が考えた青年期における「親になるための学び」の目的と視点について5節にわたって具体的に論ずるものである。さらに、青年期に「親になるための学び」を体験学習する意義と、全国で始まっている取り組みを紹介する。

収録刊行物

  • 人間文化研究

    人間文化研究 7 155-170, 2007-06-23

    名古屋 : 名古屋市立大学大学院人間文化研究科

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