接頭辞「お~」と接尾辞「~さん」をともなう語彙の意味用法の記述

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タイトル別名
  • 接頭語「お~」と接尾語「~さん」をともなう語彙の意味用法の記述
  • セットウゴ 「 オ~」 ト セツビゴ 「~サン 」 オ トモナウ ゴイ ノ イミ ヨウホウ ノ キジュツ
  • A Description of Meanings and Usage of the Words in the "o~san" Form in Japanese
  • セットウジ オ ト セツビジ サン オ トモナウ ゴイ ノ イミ ヨウホウ ノ キジュツ

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抄録

本稿では、「おぼうさん」「おてつだいさん」「おつかれさん」など、接頭辞「お~」および接尾辞「~さん」の両者をともなう、現代日本語の一群の語彙について、その意味用法を整理し、形態的なバリエーションの偏りなどを考察した。その結果、「固有名詞」の「人名」については、形態の変異が豊富であるのに対し、「固有名詞」の「神仏」については変異がとぼしくかなり一語化している、「親族呼称・親族関係」については「親族Ⅰ類」は形態の変異がかなりあるのに対して「親族Ⅱ類」は変異がとぼしくかなり一語化している、「職業・地位・性質」についてはかなり一語化している、「擬人化など」については、「おつきさま」「おつかれさま」のようにかなりかなり一語化しているものと、「おにんぎょうさん」のように、形態的変異があるものとがある、というように整理できた。

収録刊行物

  • 人間文化研究

    人間文化研究 19 109-120, 2013-06-30

    名古屋 : 名古屋市立大学大学院人間文化研究科

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