ナンタをイメージした韓国音楽の指導

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タイトル別名
  • ナンタ オ イメージ シタ カンコク オンガク ノ シドウ
  • Teaching plan of Imaging NANTA

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抄録

本発表ではESDの理念にもとづいて、ワールドミュージックの視点に立った民族音楽の指導を試みてみた。韓国の音楽に興味を持たせ、持続可能な指導をめざす取り組みを考えた。その結果、現在韓国でとても人気を博している「ナンタ」を題材として取り上げた。「ナンタ(乱打)」は韓国の伝統音楽の一つである「サムルノリ」のリズムを変化させながら、6時までに結婚式の料理を作るというノンヴァーヴァル、パフォーマンスである。この「ナンタ」をヒントにして、「ナンタをイメージした韓国音楽の指導」を考え「スクール・ナンタ」と名付けた。具体的には、ナイフ以外のキッチン道具を使い、リズム変奏をつくらせた。次に何らかの簡単な物語を考えさせ、物語に合うようにリズム変奏を試みるという内容である。これらの過程の中で、韓国の音楽に興味を持たせ、また持続的に韓国音楽への関心を高めさせることを第一に考え指導した。韓国の農楽で使用される打楽器ではなく、簡単に揃えられる台所用品を使用した。このことはいつでも揃えられる物を使うことにより、持続可能な取り組みを目指したからである。オリジナル楽器を使えば韓国の民族音楽の指導としては理想的ではあるが、ESDの理念に沿い今回中学生を対象にスクール・ナンタの指導を試行した。

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