プロジェクト学修の本学部学生への教育効果と今後の展開~人口減少問題対策プロジェクトを通して~

書誌事項

タイトル別名
  • Educational Effect of Project-based Learning on Students and its Future Development - Consideration from a Project for Creating Countermeasures to the Problem of Population Decline -
  • プロジェクト ガクシュウ ノ ホン ガクブ ガクセイ エ ノ キョウイク コウカ ト コンゴ ノ テンカイ : ジンコウ ゲンショウ モンダイ タイサク プロジェクト オ トオシテ

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説明

本研究は、 2015年に実施した人口減少問題対策検討のプロジェクト学修 (PBL) について、 今後の学内での展開に向けて、 PBL における学修効果、 プロジェクトの組立て、 教員などサポート側の体制などについて検証し示唆を得ることを目的とした。  PBL に取り組んだ学生へのインタビューを行った結果、 プレゼンテーション能力や、 語彙力、 自主性や責任感の向上などを認識しており、 教員側の意図とほぼ一致していた。 PBL は、 様々な人が関与し手間のかかる学修方法ではあるが、 単独ゼミで教員と学生の間だけで行う方法よりも、 教員が保有する研究手段に制限されることがなく、 また学生も自ら責任持って完遂できる学修方法であった。 今後、 大学等高等教育機関におけるこのような学修者主体の学びの機会創出は、 ルーブリックの検討や組織的な支援が課題であるが、 これからの予測困難な時代を生き抜くために必要な、 主体的に考える力を学生に備えさせるために重要だと考える。

収録刊行物

  • 経営と情報

    経営と情報 29 (1), 21-32, 2016-12-21

    静岡県立大学経営情報学部

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