ALPアイソザイム測定が診断の決め手となった成人の一過性高ALP血症の1例
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説明
type:Article
一過性高アルカリホスファターゼ(ALP)血症(transient hyperphosphatasemia)は肝疾患や骨疾患のない小児に好発し、数ヵ月以内に自然軽快する異常な高ALP血症であり、ウイルス感染に伴う肝型ALPの過剰なシアル化が原因と考えられている。電気泳動では肝型ALPの陽極寄り(fast α2位)に異常なバンドを認め、これはデンシトグラムでは肝型ALPが陽極寄りに偏倚した所見となる。高ALP血症の鑑別においては、本疾患を念頭にALPアイソザイム検査を行うことで、過剰な検査や診療を避けることが期待できる。(著者抄録)
identifier:洛和会病院医学雑誌(1341-1845)27巻 Page31-34(2016.03)
identifier:1341-1845
identifier:http://kintore.hosplib.info/dspace/handle/11665/1483
収録刊行物
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- 洛和会病院医学雑誌
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洛和会病院医学雑誌 27 31-34, 2016-03-31
洛和会ヘルスケアシステム
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812557874560
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- NII論文ID
- 120005822395
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- NII書誌ID
- AN10556475
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- ISSN
- 13411845
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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