夫の立ち会い出産の経験に関する文献検討

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タイトル別名
  • オット ノ タチアイ シュッサン ノ ケイケン ニ カンスル ブンケン ケントウ

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説明

夫の立ち会い出産の経験に関する研究の現状と課題について明らかにすることを目的に医学中央雑誌を用い,検索した14 文献を分析対象とした.その結果,以下のことが明らかになった.1.夫のみを研究対象としているものが少なかった.2.分娩での入院中に行われた研究がほとんどであり,1 ヵ月以降の児との生活を経験してから出産を想起して語られた研究はなかった.3.夫の満足度を上げるため助産師・看護師の援助を評価し,より良い援助の示唆を得る研究がされていた.4.出産の立ち会いを決定しているのは,主に夫自身であった.5.夫の達成感や満足感のある出産の受け止めとなる要因として,妻からの肯定的な反応や出産後の感想,発言や,妻とともに妊娠中に作成したバースプランの達成があった.6.立ち会い出産後,無力感などの否定的な感情を持つこともあるが,それに対する援助の方法や適切な時期は明らかになっていなかった.

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