書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Children's Park at Early in the Showa Era : Role of a Leader in the Children's Park and Health
- ショウワ ショキ ノ ジドウ コウエン ニ カンスル イチ コウサツ ジドウ コウエン シドウイン ノ ヤクワリ ト ケンコウカン
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説明
わが国には明治期に多くの西洋文化が移入された。近代欧米公園もその一つで,明治36年に開園した日比谷公園は従来の日本型公園を欧米型公園へ転換した画期的な公園といわれている。またそこに設置された児童用遊び場は,東京における初めての近代的児童公園とされている。本稿では,昭和初期に記された日比谷公園児童公園指導員末田ますの資料(『児童公園』昭和17年)から,当時の児童公園の存在の意味と指導員の役割を,健康観という視点から検討した。その結果,戦局下において「国民の体力強化」というスローガンが国中に鳴り響いていた昭和初期には,子どもの遊び場である児童公園もその対象となっていたと考えられる。また母子厚生運動を経験する場としても児童公園は存在していた。単に「子どもが遊ぶ場所」にとどまらず,子どもの遊びに母親が参加する中で,厚生指導を行うことが有効な手段と考えられており,その際の指導員の役割は大きかったと思われる。
収録刊行物
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- 川村学園女子大学研究紀要
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川村学園女子大学研究紀要 15 (1), 169-178, 2004-03-15
川村学園女子大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812583320064
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- NII論文ID
- 110002963162
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- NII書誌ID
- AN10179111
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- ISSN
- 09186050
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- NDL書誌ID
- 6969038
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles