在宅における高齢者介護の問題(7) : 精神的に不安定な高齢者の事例

書誌事項

タイトル別名
  • The Problem of Care Management for the Older People in the Home (7) : The Case Study of an Old Woman Feeling Uneasy in the House
  • The Problem of Care Management for the Older People in the Home (7) : The Case Study of an Old Woman Feeling Uneasy in the House
  • ザイタク ニオケル コウレイシャ カイゴ ノ モンダイ 7 : セイシンテキ ニ フアンテイナ コウレイシャ ノ ジレイ

この論文をさがす

抄録

夫の死後、精神的に不安定で、仕事に行く同居の長男を引き留めたり、次女の職場に電話をして訴えたりして仕事を妨害している母親の事例である。2人の姉と弟は親思いで、何とか在宅介護を円滑にし、精神的な不安定を取り除くように公的介護サービスを依頼してきたが、転倒や入院騒ぎで、なかなか効果的な在宅サービスが行えなかった事例である。この事例を通して、次のようなことが得られた。  (1) 母親の精神的な不安は、ヘルパーなどが入ることで軽減される。  (2) 母親の精神的、身体的状況が変化が、介護サービスが円滑に行えない条件となる。  (3) 子供たちの人間関係が、親の介護を左右する大きな条件である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ