都市部の妊娠期・出産後の女性の喫煙と食生活および生活習慣との関連

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タイトル別名
  • トシブ ノ ニンシンキ シュッサン ゴ ノ ジョセイ ノ キツエン ト ショク セイカツ オヨビ セイカツ シュウカン ト ノ カンレン
  • Relationship between smoking and life-style among mothers with infants in a city

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抄録

都市部に在住する乳児の母親を対象として,妊娠前後の喫煙の現状と食・生活習慣との関連を明らかにすることを目的に,無記名自記式アンケート調査を実施した。対象は,平成14年11月の1ヶ月間に,京都市内14ヶ所の保健所・支所にて,生後4ヶ月児健診を受診した991名の乳児の母親である。喫煙や食・生活習慣に関する調査紙を手渡し,回答が得られた466名(回収率47.0%)を解析対象とした。その結果,妊娠前喫煙率は28.5%で,年齢が若いほど喫煙率が高かった。妊娠を契機に74.4%が禁煙し,妊娠中喫煙率は7.3%であったが,出産後喫煙率は10.9%に増加していた。喫煙者は非喫煙者と比較して,食・生活習慣,授乳,喫煙に関する知識の欠如などの健康課題を有しており,小児期からの喫煙防止教育等,総合的な保健対策が望まれる。

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