蔬菜水耕栽培の実用化に関する研究 VIII : トマトの生育にともなう培養液濃度の推移と培養液管理方式の検討(農学部門)

書誌事項

タイトル別名
  • トマトの生育にともなう培養液濃度の推移と培養液管理方式の検討
  • トマト ノ セイイク ニ トモナウ バイヨウエキ ノウド ノ スイイ ト バイヨウエキ カンリ ホウシキ ノ ケントウ
  • Studies on production of vegetable crops in water culture VIII : Seasonal changes in nutrients concentrations in culture solution growing tomatoes as affected by solution renewal method (Agriculture)

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抄録

間欠給液方式によりトマト品種大型福寿を水耕栽培して, 培養液中の各要素濃度の推移を調べるとともに, 水耕栽培における培養液管理簡易化の一方法として, 定期的にNO_3-Nの残量を分析定量し, その減量に応じて所定の組成の肥料を追加する補給法を試験した。各要素の吸収率は培養液中の濃度と異なり, 補給を続けた結果, N, Ca, Mgは濃縮され, PとKの濃度はさがって生育後期にしばしば0となった。植物体中のPとKの含量, 収量は劣る結果となって, この補給法では培養液中の各要素濃度を適当な範囲に長く保つことは難しいと思われる。

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