扇状地における土砂災害の実態に関する研究 : 主として, 土石流による土砂の流出と堆積の特性について(林学部門)

書誌事項

タイトル別名
  • 扇状地における土砂災害の実態に関する研究--主として,土石流による土砂の流出と堆積の特性について
  • センジョウチ ニ オケル ドシャ サイガイ ノ ジッタイ ニカンスルケンキュウ
  • Studies on the actual conditions of sediment disaster on alluvial fan : Properties of sediment transport and deposit by debris flow (Forestry)

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説明

わが国における土石流災害の実態を明らかにし, その危険区域の判定基準に科学的根拠を与えることを目的として, 既往災害資料の整理・解析を行った。先ず, 最近の土石流災害に関する全国資料を用い, 地質別の土石流発生率, 土石流発生溪流の流域面積とその土砂氾濫堆積面積, 堆積土砂量, 流出石礫の最大粒径について整理・検討し, それらの平均的特性を明確にした。次に, 土砂害多発地帯である花崗岩と変成岩の両地帯に焦点を合わせ, 現地調査, 既存資料, 地形図などをもとにして, 土石流の流下距離, 停止勾配, 堆積勾配, 停止堆積長, 分散, 表面石礫の分布特性について詳細に検討・考察した。その結果, 土石流危険区域の設定に当って有効と思われる知見が種々得られた。

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