'Other habits' and 'other places' : Ninagawa's Twelfth Night

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Abstract

『NINAGAWA十二夜』は、演出家蜷川幸雄にとって、最初の冒険であり、シェイクスピア劇の最初の歌舞伎化でもあった。歌舞伎劇場の壮大な可能性を活かして、蜷川は観客を舞台に引き込み、演劇の世界へ誘う。この作品では2人の役者に複数の役を演じさせることによって、この喜劇の二重性(doubleness)を物理的に表現しようと試みている。本稿では、この試みが原作の構成上の制約によって制限される度合、また蜷川が原作から離れることによって『十二夜』にかなりの新しい解釈をもたらしている点を考察する。

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