EPA インドネシア看護師候補者の日本の職場環境への適応に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • The needs for EPA Indonesian nurse applicants to adapt to the work environment in Japan
  • EPA インドネシア カンゴシ コウホシャ ノ ニホン ノ ショクバ カンキョウ エ ノ テキオウ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

本研究では、今後のインドネシア人看護師候補者受け入れの課題を明らかにするために、EPA 看護師候補者の職場環境への適応の実態に焦点を当てて問題点を抽出し、日本とインドネシアにおける看護教育制度や社会文化的視点から分析考察した。3 名のEPA 看護師候補者と3 名の受け入れ病院支援看護師に半構成個人インタビューを実施した。 EPA 候補者と支援看護師の双方の視点で共通して浮かび上がってきた課題は、<日本語学習対策><経済状況の認識><看護観のズレ><食べ物・宗教などの異文化理解>< EPA 候補者の来日する意味への困惑>であった。支援看護師もEPA 候補者も、それぞれの立場で努力を続けてきたが、EPA 候補者受け入れの目的に関する認識に双方のずれがあり、その困惑が学習面、経済面、看護面、日常生活における文化の違いによる不安と複雑にからみあって、EPA 候補者の職場への適応を阻害していると思われる。日本語学習支援のありかた、EPA の目的の明確化、看護の相互理解など、根本的に見直す必要性が示唆された。

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