農村地域における成人の健康実態(その1) : A町中高年者の性・年齢階級の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • ノウソン チイキ ニ オケル セイジン ノ ケンコウ ジッタイ ソノ 1 Aマチ チュウコウネンシャ ノ セイ ネンレイ カイキュウ ノ トクチョウ
  • The health behavior of the adult residents living in rural areas (Part. 1)

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説明

【背景と目的】地域における健康づくり事業の基礎資料とするため,一農村地域の中高年者の健康状態と健康行動の実態を明らかにする。【対象と方法】群馬県内一町(人口11,817人)において40歳から69歳の住民4,813人の1/3層化無作為抽出により,自記式質問紙調査を実施した。調査内容は,基本属性,身長,体重,治療中の疾患,身体的自覚症状,残存歯数,歯・口腔内の自覚症状,健診受診,健康関連学習の受講,食生活,運動習慣,睡眠,喫煙習慣,口腔ケア,地域活動への参加とした。各項目について,性別・年代別に分析した。【結果】有効回答1,463人(93%)で,男性49%,女性51%,40歳代29% 50歳代33%,60歳代38%であった。健康状態と健康行動に性・年齢階級別の特徴が見いだされた。性別では,女性は体重への関心が高く,食生活への注意実行や運動習慣がある人が多く,健康関連学習会への参加が多い傾向であった。飲酒・喫煙習慣者の割合が高いのは男性であった。年齢階級別では,年代があがるにつれて,ストレスは少なく,運動習慣と地域活動への参加が多い傾向であった。【結論】性・年代別の保健対策の必要性が示唆され,特に,男性と若い層に対する健康行動への支援を強化する必要性が認められた。

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被引用文献 (1)*注記

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