皮膚コンダクタンス長時間携帯記録 : 皮膚電位記録との特性比較

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タイトル別名
  • ヒフ コンダクタンス チョウジカン ケイタイ キロク ヒフ デンイ キロク ト ノ トクセイ ヒカク
  • Long-term Ambulatory Recording of Skin Conductance : Comparison with those of Skin Potential

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説明

現有の携帯型皮膚電位記録システムに,新規に設計した皮膚コンダクタンス(skin conductance change, SCC)の小型計測deviceを接続して,24時間までの長時間SCC携帯記録を試みた。得られたSCC長時間記録の基礎的特性を同時記録した皮膚電位(skin potential activity, SPA)と比較した。活動時SCC記録は体動によるアーティファクトに安定であった。その最高値は被験者の精神性発汗の程度により変動し,発汗の強い被験者では50-60μ Siemensにも達した。一方睡眠時のSCCレベルは被験者によらず0-3μ Siemensと一定しており,途中覚醒には鋭いpeakを伴っていた。なお途中覚醒後の一過性のSPA低下はSCCでは認められなかった。これらの所見はSCCが覚醒水準の定量的分析に有利な指標であることを支持する。またうつ病患者の不眠でしばしば観察された睡眠時SPAのレベル上昇が,SCCにおいてもSPAと同期して出現したことから,その原因はSPA参照部位の電位変動によるものではなく,実際に交感神経優位の状態が出現するためであることが確認された。

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