初産婦における母子同室の効果 : 1か月後の対児感情
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Infant Rooming-in For Primiparae : Maternal Feelings in the Month After Delivery
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説明
本研究の目的は,母子同室体制での初産婦と母子異室体制での初産婦は対児感情に違いがあるかどうか。特に産後1か月後のわが子の泣きに対する母親の反応について知ることである。調査対象は母児同室群の初産婦197名と異室群の初産婦148名の計345名である。方法は産褥3-5日の面接調査と1か月後の質問紙方法による。結果は,1)母子同室を経験した母親は,1か月後の回避感情が低下する。2)異室群において,乳児の泣きが強いと感ずる母親,乳児の泣いている意味が解らない母親の方の接近得点が低くなった。3)両群に共通する乳児の泣きに対する反応は,泣き方が強いと感じる母親ほど,回避得点は高かった。わが子との接触時間を入院中から多く持つことが,赤ん坊に対する肯定的な感情を芽生えさせ,適切なコミニュケーションがとれる方向に変化することが期待できる。
収録刊行物
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- 群馬保健学紀要
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群馬保健学紀要 19 71-76, 1999-03
群馬大学医学部保健学科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812637430784
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- NII論文ID
- 110004874694
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- NII書誌ID
- AA11260213
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- ISSN
- 13434179
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- HANDLE
- 10087/1639
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles