動詞の形式性について―橋本、山田、松下、時枝―
書誌事項
- タイトル別名
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- On the Formality of Verbs : Hashimoto,Yamada,Matsushita and Tokieda
- ドウシ ノ ケイシキセイ ニ ツイテ : ハシモト 、 ヤマダ 、 マツシタ 、 トキ シ
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説明
日本語における形式的な述語である形式用言,形式動詞,補助動詞を取り上げ,それらがこれまでどのように定義・考察されてきたかを整理した。その結果,橋本進吉は意味を添える語として補助用言を,山田孝雄と松下大三郎は実質的意義の無さと補充する語の必要性から形式動詞を,時枝誠記は特に文法的機能のみを担っている陳述の動詞を,それぞれ認定し,動詞の形式性に迫ったことがわかった。その中で分類が一律でない「なる」「言う」「だ」「です」について,これまでの意味論的観点だけでなく統語論的観点を導入して考察し,「なる」を形式動詞,「言う」を実質動詞,「だ」「です」は形式性専用の単位であると結論した。
収録刊行物
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- 日本語日本文学
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日本語日本文学 (22), 1-18, 2012-03-20
創価大学日本語日本文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812705051648
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- NII論文ID
- 40019369325
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- NII書誌ID
- AN10387152
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- HANDLE
- 10911/3568
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- NDL書誌ID
- 023863231
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- ISSN
- 09171762
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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