『源氏物語』における道学的な発想

書誌事項

タイトル別名
  • The Taoism Thinking in the Genjimonogatari
  • 『 ゲンジ モノガタリ 』 ニ オケル ドウガクテキ ナ ハッソウ

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説明

『源氏物語』の思想基盤について、研究者によって意見\nが異なっている。筆者は中国の伝統文化の一つである道学の視点から、『源氏物語』における道学的な発想を試みに考察してみた。本論文は三方面から展開する。一、五十四帖の巻名は、「道法自然」の知恵を踏まえたことが窺える。二、作中主要人物の名前について、道学の文化と深い絆があると考える。三、光源氏の一生の運命が「三段の予言」によって展開されながら、玄妙な道学の知恵が明らかに現れると考える。

収録刊行物

  • 日本語日本文学

    日本語日本文学 (22), 47-60, 2012-03-20

    創価大学日本語日本文学会

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