日本語直接教授法再考 ─創造的日本語教育をめざして─

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  • 日本語直接教授法再考 : 創造的日本語教育をめざして
  • ニホンゴ チョクセツ キョウジュホウ サイコウ : ソウゾウテキ ニホンゴ キョウイク オ メザシテ

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抄録

「直接法」をめぐる議論は、単に媒介語を使用するかどうかという点に矮小化さ\nれがちである。しかし、19世紀末に始まった言語改革運動、すなわち文法訳読法か\nらグアン法やオーラル・メソッドへの転換は、説明と翻訳による理解を重視する\n「事柄教育」から、インタラクションを通じて、学習者自らが意味を察し、類推に\nよって表現法をつかみ取る「表現教育」への転換であり、言語教育観そのものの革\n命であった。それは現代の外国語教授法と共通する考え方に根ざしており、創価教\n育の目指す知識伝授型教育からの脱却を意味するものでもある。

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