料理芸術本質論(その1) : ブリヤ=サヴァラン美味学の美学的・哲学的考察

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  • Sur l'essence de la cuisine comme art 1 : Reflexion esthetique et philosophique sur la gastronomie de Brillat-Savarin

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抄録

ブリヤ=サヴァランの『味覚の生理学』は、その実証主義的なタイトルにも拘わらず、実在論的で古典的な深い哲学的立場に立った美味学の書物である。  我々の研究において論じられるのは、以下の主題である。  1 宇宙と生命  2 食とエスプリ  3 食と国民  4 社会階層と人の本質  5 食欲と快楽  6 グルマンディーズと判断力  7 食卓の快楽  8 食卓と退屈  9 創造としての発見  彼は、近代主観主義的な人間中心主義を超えており、料理芸術における創造の問題についても、古典的立場に立ったミーメーシス美学を展開しているのである。

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