福井県における飛来物質の実態に関する研究:粒子状物質の簡易採取法の検討

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タイトル別名
  • フクイケン ニ オケル ヒライ ブッシツ ノ ジッタイ ニ カンスル ケンキュウ : リュウシジョウ ブッシツ ノ カンイ サイシュホウ ノ ケントウ
  • Research on the actual condition of the particulate matter in Fukui

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抄録

近年、微小粒子状物質(PM2.5)や黄砂などの粒子状物質がアジア大陸方面から飛来する越 境汚染が深刻な環境問題となっている。 本研究では、黄砂など福井県内に飛来する粒子状物質の分布状況や寄与割合等を明らかにする ことを目的に、その第一段階として、粒子状物質を安価かつ簡易に採取できるサンプリング装置 (簡易採取法)を作成し、その有効性について検討を行った。 その結果、簡易採取法を用いて採取した粒子状物質の濃度は、装置間のバラツキが小さく、ハ イボリウムエアサンプラー法による濃度との間に強い相関が認められ、当該簡易採取法が粒子状 物質の採取に有効な手法であると評価できた。今後、簡易採取法を用いた粒子状物質の調査結果 等を活用して、県内における飛来物質の分布把握に繋げていく。

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