地域組織間連携による学校支援ボランティア事業の支援体制づくり : 非専門家(大学生)を支える発達障害支援アドバイザーの活動実践を事例として

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Abstract

筆者らは,同地域の教育委員会,適応指導教室,大学が連携し,地域の小中学校において支援ニーズのある児童生徒に対する学校支援ボランティアの派遣とその支援に,発達障害支援アドバイザーとして数年前からかかわってきた。発達障害支援アドバイザーは,学校と学校支援ボランティア及び大学,適応指導教室,市教委等の関連機関を繋ぐコーディネーターの役割を果たすことで限られた人的資源を効率よく活用し,より質の高い支援を提供できる体制を構築することを目指して配置されたものである。本論文では学校支援ボランティア事業における発達障害支援アドバイザーの主な役割や実際の取り組みについて紹介し,支援システムをどのように構築してきたかモデルを提示した。また,発達障害支援アドバイザーの活動実践に関する学生からの評価や現場における対象生徒の行動の変容について検証し,今後の示唆を得た。

Journal

  • 福井大学教育実践研究

    福井大学教育実践研究 41 37-49, 2017-02-12

    福井大学教育地域科学部附属教育実践総合センター

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