「フレッシャーズ・イングリッシュ」再履修Aクラスにおける取組

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タイトル別名
  • 「フレッシャーズ・イングリッシュ」サイリシュウ Aクラス ニ オケル トリクミ
  • A case study of teaching Freshers' English for repeaters; Class A

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抄録

2011年度より,「フレッシャーズ・イングリッシュ」の再履修クラスは,統一シラバス,統一テキストで運営することとなった。また,学生支援室と連携した復習プログラムも導入した。本稿においては,上記科目における筆者の実践を報告するが,結果を端的にまとめると,筆者の担当する上記科目のクラスに対する受講者の評価は良好であったが,「出席率の高い者≒復習プログラムに取り組んだ者≒単位を取得できた者≒アンケートに回答した者」,「出席状況が悪い,復習プログラムに取り組んでいない,小テストを2回とも受験していない者≒単位取得をあきらめた者=単位が取得できなかった者」という構図が見えてきた,ということである。同クラスの単位取得率は57.8%であった。出席率が高く授業や復習プログラムへの取組も良好であるのに,テストや提出物で基準点に達することができず単位を取得できなかった者はいない。すなわち,単位を取得できなかった42.2%は最初から単位取得を放棄していた者,または途中で履修を取りやめた(出席率が低く学期末の小テストを受験しなかった)者である。この42.2%のような学生に対して,今後なんらかの対策を講じるべきであり,そのためには,当該集団と同じようなタイプの学生が,最初から単位取得を放棄していた理由,途中で履修を取りやめた理由を探る必要がある,と本稿をむすんだ。

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