都道府県の名称と位置についての大学生による地理的認識に関する考察 : 関東学院大学経済学部科目「地理学」履修学生の場合

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タイトル別名
  • トドウフケン ノ メイショウ ト イチ ニ ツイテ ノ ダイガクセイ ニ ヨル チリテキ ニンシキ ニ カンスル コウサツ : カントウ ガクイン ダイガク ケイザイ ガクブ カモク 「 チリガク 」 リシュウ ガクセイ ノ バアイ
  • トドウフケン ノ メイショウ ト イチ ニ ツイテノ ダイガクセイ 二 ヨル チリテキ ニンシキ ニ カンスル コウサツ : カントウ ガクイン ダイガク ケイザイガクブ カモク チリガク リシュウ ガクセイ ノ バアイ
  • Spatial Recognition of Japanese Prefectures by the University Students : a case study of UST ROOM FES by independent musicians in Sapporo

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抄録

関東学院大学経済学部の開講科目「地理学」の履修学生219人を対象に、都道府県の名称と位置とを問う調査を実施した。都道府県に番号を付した白地図を与え、都道府県名を記述させる「再生法」によって約74%にあたる161人から有効回答を得た。彼らの平均正答率は約68%(47都道府県のうち約32の正答数)であり、全体の1割強にあたる17人が100%の正答率を得た。その一方で、正答率が30%以下の学生も18人おり、都道府県名とその位置についての認識の程度には大きな個人差があることが判明した。

都道府県では北海道のみが100%の正答率であった。正答率が高い都道府県は国土の東側に、低い都道府県は西側に属する傾向が明瞭で、正答率は著しい「偏東性」を示した。誤答率は中国地方、四国地方、九州地方で高く、隣接するもの同士での混同が顕著であった。無答率の高い都道府県に関しては、複数の先行研究による結果との共通性が見い出せた。

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