横浜市金沢低地のサイスミック・マイクロゾーニング : 一次元重複反射理論による予察

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  • ヨコハマシ カナザワ テイチ ノ サイスミック マイクロゾーニング 1ジゲン チョウフク ハンシャ リロン ニ ヨル ヨサツ
  • ヨコハマシ カナザワテイチ ノ サイスミック マイクロゾーニング : イチジゲンジュウフクハンシャリロン ニ ヨル ヨサツ
  • Seismic Microzoning of the Kanazawa Lowland,Yokohama: Preparatory study on the basis of one dimensional multi-reflection theory

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筆者は、サイスミック・マイクロゾーニングとは地震工学的に評価された地盤地域区分と考え、地域区分の手順を示した。この手順では、まず、地質学的に解析された地盤構成から単位地盤を分類し、その組み合わせから地質学的地盤型が設定され、その分布が地形分類図を参照して把握される。次に、地質学的地盤型が地震工学的に評価されて、応答特性が似ているものに集約される。本稿では、横浜市南部に位置する金沢低地を対象に、松田(2005、本誌第38号)が設定した地質学的地盤型に一次元重複反射理論を適用して、伝達関数を求め、応答特性の似ているものを集約して、ゾーニング単位とした。このゾーニング単位による地盤地域区分が一種のサイスミック・ゾーニング・マップである。この方法では、地盤の弾塑性変形や基盤の不整形性による影響が考慮されていないので、予察的考察としているが、地震被害想定や防災都市計画には十分意義があると考える。

Journal

  • 自然人間社会

    自然人間社会 39 1-43, 2005-07

    Yokohama : 関東学院大学経済学部・経営学部教養学会

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