企業価値経営から日本的経営へ

書誌事項

タイトル別名
  • キギョウ カチ ケイエイ カラ ニホンテキ ケイエイ エ
  • From Value Based Management to Japanese-style Management

この論文をさがす

抄録

バブル崩壊後の日本企業では不祥事も相次ぎ,業績も低迷した。他方でアメリカ企業が復活し輝いて見えた。こんな中でコーポレート・ガバナンスが叫ばれ,企業価値,企業価値経営がもてはやされた。企業価値経営の業績指標とされるEVA(経済的付加価値)も多くの企業で導入された。コーポレート・ガバナンスを先導し,EVA導入で先鞭を付けたソニーがもてはやされた。今やソニーの凋落は著しい。そこでは,コーポレート・ガバナンス論はどんな役割を果たしたのだろうか。企業価値経営やEVAとは一体何だったのか。ソニーにおけるEVA活用などの事例から,その問題点を探り,今後の日本企業の経営はいかにあるべきかを考える。すでにこの間の経験からわかるように,その際,アメリカの経営手法を単純に取り入れてもうまく行かないだろうと思われる。現に日本企業はハイブリッド型日本的経営を志向しているように思われる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ