回転体を使用した立体アニメーション生成メカニズムに関する研究
説明
ステッピングモーターは、定速回転をおこなうモーターとは異なり、デジタル制御により断続的に回転と停止を繰り返すことを目的として開発された特殊モーターである。研究の結果、モーターの種類、制御プログラムの開発、回転体部分(作品)の軽量化を試みることで、直径150mmの円盤に、25 個の合計100g のものを載せても駆動することが可能となった。このメカニズムにより、これまでの古典的なストロボを使用した立体アニメーション技術にあらたな表現の可能性が加わることとなった。もはや暗い部屋は不要であり、明るい環境で目の前で物体が動き出すのである。 研究の成果は神戸市と連携して、メディアイベント「KOBE078」、「MAKERS BAZAAR」に出展し、発表をおこなった。またオランダ、デザインアカデミー・アイントホーフェンと連携して共同研究をおこない、バート・ヘンゼル氏の来日に合わせてその成果を展示、関連したワークショップを開催した。研究のコアとなるモーターの制御プログラムはWEB および印刷物で公開している。 また、2018 年5 月には国際写真展「KYOTOGRAPHIEKG+」に出展し、作品としての発表をおこなった。
収録刊行物
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- 芸術工学2018
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芸術工学2018 2018-11-27
神戸芸術工科大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812788873216
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- NII論文ID
- 120006539807
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles