書誌事項
- タイトル別名
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- The Dream of Time, the Time of Dream : The Garden of Hubert Robert in Proust's Texts
- ジカン ノ ユメ ユメ ノ ジカン : プルースト ニ オケル ユベール ロベール ノ ニワ
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抄録
プルーストの小説『失われた時を求めて』において,「廃墟の画家」と呼ばれたユベール・ロベールは考えられている以上の役割を担っている。『ソドムとゴモラ』におけるゲルマント大公夫人邸の庭園は,「ユベール・ロベールの噴水」のみならず,庭園自体が画家の作品から着想されていることがわかる。また,この場面の草稿にはプルーストによるユベール・ロベール論とも呼ぶべきテキストが含まれている。プルーストにとってユベール・ロベールはまず第一に記憶の画家であるが,それ以上に重要なのは「逸話の語り部」であることであり,プルーストと画家は「崩壊の美」への感受性を共有している。そして,画家の作品は永遠にそこにあるかのような廃墟に「今」という瞬間を対比することで「永遠」と「儚さ」のはざま,という夢幻的な空間を生み出す。また,廃墟を夢想することによって未来の崩壊を先取りすることも,プルーストとユベール・ロベールに共通しているといえるだろう。
収録刊行物
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- 文化学園大学紀要. 人文・社会科学研究
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文化学園大学紀要. 人文・社会科学研究 21 31-49, 2013-01
文化学園大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812793141248
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- NII論文ID
- 120005423937
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- NII書誌ID
- AA12562568
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- ISSN
- 09197796
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- HANDLE
- 10457/1996
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles